命式の判断 ④
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今回は月令の有無を観ていきます。
これまで説明してきた命式例で観ていきますと、
天干 | 地支 | 月令 | |
---|---|---|---|
年 | 丁 | 巳 | |
月 | 己 | 酉 | 辛 |
日 | 庚 | 辰 | |
時 | 辛 | 酉 |
上記の命式での五行の強さは、
比劫の金は 2干2支
食傷の水は 0干0支
財星の木は 0干0支
官星の火は 1干1支
印星の土は 1干0支
という風に前回確認をしましたね。
次に月令がどの五行になるのかを確認します。
月令とは季節(春・夏・秋・冬・土用)にも五行があり、生まれた月の季節によって、その五行がさらに強められる、ということになります。
今回の命式は月支が酉で、酉は季節でいうと秋になります。そして酉に内包しているのが金で、酉は陰陽では陰になるので、月令は金の陰干の『辛』になります。
辛は五行で言うと金になるので、この命式での五行の強さを判断する材料としては、
比劫の金は 2干2支 月令
食傷の水は 0干0支
財星の木は 0干0支
官星の火は 1干1支
印星の土は 1干0支
という事が分かりますね。
この5つの五行を観ると、1番数が多いのは比劫の金で、2干2支とその五行を強める月令まであるので、金が1番強い五行だという事が判断できますね。
もしこの月支が巳で日支が申で『巳と申』が支合になり、月令が丙だったとしたら、この命式では
比劫の金 2干2支
食傷の水 0干0支
財星の木 0干0支
官星の火 1干1支 月令
印星の土 1干0支
という風になり、比劫の金と官星の火が特に強いという事が分かるかと思います。
次回は格局の判断をしていきたいと思います。(。´・ω・)?