東京オリンピック開催について
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東京オリンピック・パラリンピック大会組織委員会会長の森喜朗さんが、『女性がたくさん入っている理事会は時間がかかります』などとの発言をし、女性に対しての批判ともとれる発言をして謝罪会見を行いましたが、その謝罪の姿勢が横柄に見えるという事で、更に多くの人から批判が上がっております。
森喜朗さんといえば、首相の頃から数々の失言で有名ですが、そもそもこの東京オリンピックの開催に関しては、誘致が決まった当初から色々な問題が発生しており、こんなに色々な問題が起こる様では開催自体に不安があったと思うのですが、ここに来て本当に開催が危ぶまれてきた気がしますね。
東京オリンピックの開催に向けた最初の問題ですが、
新国立競技場のデザイン案が、1度は女性建築家のザハ・ハディドさんのデザインに決定したものの、建設費が2520億円と膨らんだことによる批判を避けるため、一旦計画を白紙。再度計画を立て直し新たに大成建設と梓設計、建築家の隈研吾氏による共同プロジェクトで作成されたデザイン案で進められました。
次に問題となったのは、オリンピックエンブレムですが、こちらはアートディレクターの佐野研二郎氏のデザインが採用されたものの、この作品が盗用されたという疑惑が浮上したため、こちらも一旦採用を白紙に戻すという事態となりました。
その後、アーティストの野老朝雄氏のデザインが選ばれることになりましたが、前回のエンブレム発表から9か月遅れての決定となっています。
そこから更に問題は続きます。
招致委員会の理事長だったJOC前会長の竹田恒和氏の贈賄疑惑です。日本の招致委員会が国際オリンピック委員会(IOC)委員だったラミン・ディアク国際陸上競技連盟(IAAF)前会長の息子に2800万シンガポールドル、日本円にして約2億2000万円支払ったとされる疑惑が浮上しました。
この件に関して竹田恒和氏は招致の汚職疑惑を否定しているものの、最終的には退任を表明しています。
次の問題がIOCがマラソンと競歩の開催地を東京から札幌に変更になったことです。
これはカタールで開催された陸上の世界選手権で、暑さの厳しい状況の中棄権する選手が続出したため、東京での暑さを危険視したためですが、この決定に東京都の小池百合子知事が『合意なき決定』と強く批判をしましたね。
そして最後はコロナによる開催の延期。
ここまで問題が発生したオリンピックって過去にあったのですかね?
森喜朗会長は、首相時代に『日本は神の国』発言をして批判を浴びましたが、この神の国日本で、なぜこれほどまでに開催に待ったをかけるような出来事ばかり起こるのか?森喜朗会長に
『日本の神様はオリンピック開催をどのように考えていると思いますか?』と質問してみたいですね (;´・ω・)