通変星
五行には各々関係性がありますが、その関係性の事を『 通変星 』(つうへんせい)と
表現します。
木から見て同じ性質の木は『 比劫星 』(ひごうせい)と表現します。
同じように、
木から火(自分が与えるもの) に対しては『 食傷星 』(しょくしょうせい)
木から土(自分が剋するもの) に対しては『 財星 』 (ざいせい)
木から金(自分が剋されるもの) に対しては『 官星 』 (かんせい)
木から水(自分が与えられるもの)に対しては『 印星 』 (いんせい)といいます。
また、同じ性質の木と木でも、陽と陰によって関係性が少し変わってきます。
甲と甲のように、『 陽 ⇔ 陽 』の関係であれば『 比劫星 』といい、
甲と乙のように、『 陽 ⇔ 陰 』の関係であれば『 劫財星 』といいます。
同じように甲からみて丙は食傷星で『 陽 ⇔ 陽 』の関係になるので、
これを『 食神星 』(しょくしんせい)といい、甲から丁は『 陽 ⇔ 陰 』の関係で
『 傷官星 』(しょうかんせい)といいます。
このように見ていくと、
甲から戊は『 陽 ⇔ 陽 』で『 偏財星 』(へんざいせい)、甲から己は『 陽 ⇔ 陰 』で『 正財星 』(せいざいせい)
甲から庚は『 陽 ⇔ 陽 』で『 偏官星 』(へんかんせい)、甲から辛は『 陽 ⇔ 陰 』で
『 正官星 』(せいかんせい)
甲から壬は『 陽 ⇔ 陽 』で『 偏印星 』(へんいんせい)、甲から己は『 陽 ⇔ 陰 』で『 印綬星 』(いんじゅせい)、という風になります。
因みに乙と乙のように『 陰⇔陰 』でも『 陽⇔陽 』と同じように『 比肩 』となります。
また逆パターンで乙と甲のように『 陰⇔陽 』の場合も『 劫財 』となります。
※流派によっては『敗財』とも言いますが、ここでは『劫財』で進めます。
いや、本当に色々な専門用語が出てくるので、覚えるのは大変で頭がこんがらがってきますよね?
四柱推命って、とにかくややこしいから取っ付きにくい、というのはあるかもしれませんが、出来るだけ分かりやすく四柱推命というものを説明出来ればなぁ、と考えていますので、懲りずに訪問してくださいね。(;^ω^)>