通変星 ②
通変星の表現に各表現については下の表で見れますので、参考にしてください。
甲 乙 丙 丁 戊 己 庚 辛 壬 癸
甲 比肩 劫財 食傷 傷官 偏財 正財 偏官 正官 偏印 印綬
乙 劫財 比肩 傷官 食傷 正財 偏財 正官 偏官 印綬 偏印
丙 偏印 印綬 比肩 劫財 食傷 傷官 偏財 正財 偏官 正官
丁 印綬 偏印 劫財 比肩 傷官 食傷 正財 偏財 正官 偏官
戊 偏官 正官 偏印 印綬 比肩 劫財 食傷 傷官 偏財 正財
己 正官 偏官 印綬 偏印 劫財 比肩 傷官 食傷 正財 偏財
庚 偏財 正財 偏官 正官 偏印 印綬 比肩 劫財 食傷 傷官
辛 正財 偏財 正官 偏官 印綬 偏印 劫財 比肩 傷官 食傷
壬 食傷 傷官 偏財 正財 偏官 正官 偏印 印綬 比肩 劫財
癸 傷官 食傷 正財 偏財 正官 偏官 印綬 偏印 劫財 比肩
表の見方は解りますかね?
縦の列から見て、横の列がその通変星となります。
例えば縦列の『 丁 』から見た横列の『 戊 』は『 傷官 』となりますね。
逆に縦列の 『 戊 』から見た横列の『 丁 』は『 印綬 』となります。
同じ干同士でも、見る方向が変われば通変星の見方も変わります。
これは覚えておいてくださいね。
※今後は通変星の記載をするときは、上記のように『星』を省いて記載します。
前回の命式を例にすると、
年 乙(傷官) 卯
月 丁(正財) 亥 月令(壬)
日 壬 申
時 癸(劫財) 卯
各々の干の通変星を見る場合、必ず日干を中心に周りの干がどのような働きをするのかを確認します。
この命式の場合は、日干壬から見た乙は『 傷官 』という通変星になります。
同じように日干から見た月干の丁は『 正財 』、日干から見た日干は本人と同じなので
基本は何もありません。※あえて言うならば比劫です。
時干は日干と同じ水で日干は陽干、時干は陰干になるので、陽⇔陰で『 劫財 』になり
ます。
本当はもっと色んな要素があって、判断するのはとてもややっこしいのですが、それは後々話す予定でいますが、次回はこの命式を基に少しだけ、どうやって判断するのかを解説してみますね (^^;)