木の性質(甲・乙)
今回は木の性質について説明したいと思います。
先ず五行の相生、相剋の関係で言いますと、木は火を生み、土を剋し、金に剋され、水から与えられる、という関係になります。
季節は『春』で、方角は『東』、色は『青』十二支は『寅』と『卯』になります。
春は草木が芽吹く時期で、生まれる、育つの意味がありますから、そこから成長の意味もあります。
また東は日が昇ることから、物事のスタートや発展を意味する五行でもありますね。
五臓六腑では『肝臓』の意味があります。
この肝臓の働きが悪くなったり弱まったりすると怒りの症状が出てきます。つまり怒りっぽくなるって事ですね。
木は精神の意味もありますので、心を病む方や鬱っぽくなる方も意外に多かったりします。
また木は『目』を意味しますので、木が弱まったりすると目が疲れたり、視力が落ちたりする、なども考えられます。
その他、木は『曲直』の性質があります。
木は枝を広げて伸ばしていくイメージで、陰陽では、陽は『甲』で大木のように真っ直ぐに伸びていく状態を表します。
陰は『乙』ですが、こちらは草花や蔦のようなイメージで、柔らかさ、柔軟さがあります。
日干が甲の方はしっかり者の方も多く、性格は真っ直ぐで曲がったことを嫌うという方が多いように思います。
真っ直ぐな性格なので、人を裏切るようなことは無く、寧ろ信頼できる方も多いのですが、その真っ直ぐ過ぎる性格のため、融通が利かない方も多いように感じますね。
また負けず嫌いでプライドが高い傾向で、上から目線的なところも特徴かな~、と思います。
※全員がそうとは言いませんが、傾向としてそういう方が多いってことですね。
甲が日干の方で有名な方と言えば、ダウンタウンの松本人志さん、浜田雅功さんがそうですね 。巨木が並んでいるようなイメージが、正にそんな感じですよね (^-^)
日干が乙の方は、どちらかというと優しくて大人しめの方が多いように思います。
人当たりが良い人も多く協調性もありますが、積極性は余りなく繊細で弱弱しいというか、声が小さい人も少なからずいますし、自信なさげな感じの方も見受けられますね。
また屈折のイメージで、偏屈な方も多いように感じます。考え方が少しひねくれている様な考えを持っている方も居たりしますね。
乙が日干の方で有名な方は、長嶋一茂さんですね。どちらかと言えば乙の繊細なイメージとは程遠い感じがしますが、これは四柱推命で他の干の影響もあると思います。
いや、本当は根は繊細で優しい方なのかもしれないですね。
※確かにテレビで拝見していると、偏屈、ひねくれている、というイメージはありますよね (^^;) 別に悪い意味ではないんですけどね…。個人的には長嶋一茂さんは好きな方なので応援していますよ。
他にも色々な意味を持つ『甲、乙』ですが、また命式などを例として、追々説明していきますね (^^)/