hitonarisan’s diary

主に四柱推命に関する記事をアップしていきます。

月令

前回、月令というものがあることをお話ししましたが、月令って何なのか?を説明したいと思います。

 

 月令とは月の力を得ることで、この月令があることで天干にある五行の強さがさらに強さを増す、という事です。

 

前回の命式を例に説明すると、

 

 年  乙(傷官) 卯

 月  丁(正財) 亥  月令(壬)

 日  壬     申

 時  癸(劫財) 卯

 

この命式の月令は『壬』です。

壬は『水』ですので、水の強さがさらに強まることになります。

この命式で水は天干に『壬・癸』と2つあり、地支には『亥・申』に水が含まれていて2つ、そこに月令があるので、この命式での水は通常の『天干に2つ、地支に2つ』の場合の強さと比べて、2倍強の強さがある、という事になります。

 

月令は地支の数が増えれば、その分だけ強さも大きくなっていきます。

この命式の水の強さは『天干2つ、地支が2つ』で月令があれば通常の2倍強になりますが、これが『天干2つ、地支が3つ』で月令があると通常の7倍弱ほどの強さになります。

更に『天干2つ、地支が4つ』で月令となると、これは通常の20倍強まで強さが増すという事で、月令は天干の数、地支の数に大きく比例をしていく特性があります。

※特に地支の数が増えるほど、その強さはより増していきます。

 

この命式の方の場合は、他の天干を観ると木が『天干に1つ、地支に3つ』、

火は『天干に2つ、地支は0』ですので、1番強い五行は『水』という事になります。

 

とにもかくにも、月令があるというのはそれだけで大きな力を得るという事で、月の影響力というのは、昔から特殊なものだと考えられていたのでしょうね (*‘∀‘)

 

『火は天干に1つじゃないの?』と疑問を持たれた方、これにはまた別の『干合』という考え方がありまして、これも改めて説明いたしますので…(;´・ω・)